九州スーパーフード研究会 – 産地食材やスーパーフードの料理をご紹介

クロスグリ、カシス(仏)、ブラックカラント(英)

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spinarum-387439_640クロスグリ(学名:Ribes nigrum)は、ビタミンやミネラル、アントシアニンなどを豊富に含む高い栄養価を持つ果実であり、スーパーフードです。

 

果肉以外の種子や乾燥葉も食用として利用されています。

クロスグリ特有のアントシアニンは、末梢血管の血流を良くする働きがあり、目のピント調節や眼精疲労、目の下のクマの改善に効果的です。

 

カシスの健康効果

  • 目のピント調節機能を維持する効果
  • 疲れ目を軽減する効果
  • 緑内障の進行を抑制する効果
  • 目の下のクマを解消する効果
  • インフルエンザを予防する効果
  • 運動による疲労を改善する効果

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●目のピント調節機能を維持する効果

人間の目に備わっているピント調節機能は、遠くのものや近くのものを見る際に必要となる機能で、眼球の中にある毛様体筋という筋肉が担っています。毛様体筋とは、眼球の毛様体の中に存在し、水晶体の厚みを変える役割を担っている筋肉です。近くを見るときは毛様体筋が緊張することで水晶体を厚くし、遠くのものを見るときは毛様体筋が弛緩することで水晶体を薄くします。こうして、人間の目は遠くにも近くにも焦点を合わせ、見たいものを見ることができています。しかし、パソコン作業や読書などで近くのものを長時間見続けていると、毛様体筋は緊張状態を持続するため、肩こりのように筋肉がこり固まった状態になります。それによって上手くピント調節ができなくなり、一時的な近視状態となってしまうことがあるのです。

カシスのアントシアニンによるピント調節に働きかける効果を調べるために、弱度の近視のヒト21人を対象に研究を行いました。実験では、カシスのアントシアニンを摂取したグループと摂取していないグループそれぞれにパソコン作業を2時間行わせ、その後のピント調節機能を調べました。 すると、カシスのアントシアニンを摂取したグループにおいて、ピント調節機能が維持されたという結果が示されました。カシスのアントシアニンは毛様体筋の一時的なこり状態を改善することで、ピント調節機能の維持や改善に有効であると考えられています。

カシスのアントシアニンが持つ、末梢血管の血流を良くする作用には、長時間の凝視でこり固まった毛様体筋の血流を良くし、こりをほぐす働きがあります。カシスのアントシアニンには、末梢血管の血流を活発にする働きがあり、人間がものを見るときに必要なピント調節機能の維持に効果があるといわれています。

●疲れ目を軽減する効果

疲れ目とは、毛様体筋をはじめ、目の周りの筋肉がこり、疲労が溜まった状態のことをいいます。カシスの疲れ目に対する作用を調べた実験では、カシスのアントシアニンを摂取した被験者において、疲れ目の自覚症状が軽減された結果が発表されています。カシスは、疲れ目の軽減にも効果があるといわれています。

●緑内障の進行を抑制する効果

カシスに含まれるアントシアニンには、視神経の血流を増加させることで、眼圧を低下させる効果があることが明らかとなっています。眼圧を低下させることは、緑内障の進行を抑えるために最も有効な手段であるといわれており、カシスのアントシアニンを摂取することが、緑内障の進行抑制に効果的であると考えられています。カシスの持つ末梢血管の血流を促進させる働きは、緑内障の進行を抑制する効果につながっています。 緑内障とは、様々な原因によって眼圧が上昇し、視神経を圧迫してその働きを衰えさせる病気です。症状が進行すると、視野欠損や視力低下が起こり、失明にいたる場合もあります。障害を負った視神経は回復することができないため、緑内障は早期発見、早期治療が大切です。

●目の下のクマを解消する効果

クマは、疲労やストレス、睡眠不足などに起因して、目の周りの血流が悪くなることにより酸素が不足し、血液が赤色から暗赤色へと変色することで起こります。血液の色には、血中に存在するヘモグロビンという物質が関与しており、ヘモグロビンは、酸素と結合している時には赤色、酸素が離れると暗赤色になります。目の周りの血行が悪くなることで、血液中の酸素が欠乏した状態になると、ヘモグロビンは暗赤色へと変色するため、血液の色そのものが悪くなってしまうのです。目の下の皮膚は暑さ0.6mmとたいへん薄く、卵の薄皮程度の厚さしかないといわれています。そのため、目の下の皮膚に張り巡らされている毛細血管に流れる血液の色が、皮膚を通して透けて見えるのです。したがって、カシスのアントシアニンは末梢血管の血流を改善し、血液の色を良好にすることでクマを解消できる可能性が示されています。カシスのアントシアニンによる血流改善の効果は、ピント調節の機能を維持するだけではなく、目の下のクマの改善にも良い影響を及ぼします。

●インフルエンザを予防する効果

カシスに含まれているビタミンAやビタミンB2などには、のどや鼻における粘膜の働きを高める作用があります。また、ビタミンCやビタミンB6、亜鉛などは免疫機能の増強や、上皮や粘膜を精製するコラーゲンの生合成に関与している栄養素です。アントシアニンやビタミンC、ビタミンEなどは抗酸化作用を持つため、活性酸素を除去することができます。さらに、カシスに含まれている様々な栄養素による作用は、インフルエンザウイルスが細胞に侵入することを防ぐ働きをするため、インフルエンザに有効であるとされています。カシスに含まれる豊富な栄養素は、インフルエンザの予防に効果的であるといわれています。

●運動による疲労を改善する効果

ヒトを対象にした実験で、被験者に30分間の運動負荷を与え、運動の開始時と終了時に120mgのニュージーランド産カシスエキスを摂取させたものです。 その結果、ニュージーランド産カシスには、「筋肉疲労の軽減」「筋肉損傷の軽減」「筋肉の損傷の回復」「運動後の感染症予防」等の効果があることが確認されました。カシスの持つ血流を改善する働きは、全身の筋肉にも作用すると考えられています。

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